「株式市場の上昇相場時に利益を上げることはイージーだが、下降相場時のハードな環境の時にどう対応するか」
株式投資は、良くも悪くも運用成績は地合いに左右されます。
2020年3月のコロナショック以降、2021年11月あたりまでの約1年8か月程度の期間、
株式市場は、地合いが極めて良い状況が長く続いておりました。
*5段階評価で5に相当するような最高の地合い
最高の地合いとは、多くの投資家が利益を上げることができる期間です。
いわゆる金融相場や業績相場の期間は、
株式市場が上昇相場を描くことになりますので、この期間では、個別銘柄に投資している多くの投資家が利益を上げることに成功し、
つみたてNISAや積立投資をしている投資家も、含み益が増加し続けることになります。
実際に、コロナショック以降では、多くの投資家が利益を上げ、証券口座の評価額も順調に増加し続けたはずです。
昨年の後半以降、「株女子クエスト~投資で成果を上げる方法~」のYouTubeチャンネルにて、
下記のように株式投資は“地合いが良い時と悪い時では難易度が大きく変わる”ことについて、いくつかの動画で説明をしました。
地合いが良い時は、利益を上げることができて当然だということを理解しておく必要があり、
逆に、地合いが悪くなると、今までと同じ対応では利益を上げることが難しくなることも理解しておく必要があるのです。
たとえば、最高の地合いで通用していた株価の押し目の計算値は、地合いが悪化するとさらに深い計算値に変える必要がありますが、
地合いによって対応を変える必要があるのが株式投資なのです。
また、同じテクニカルの買いサインが点灯しても、地合いが良い時は的中率が高く、地合いが悪い時は的中率が低くなります。
このように地合いの良し悪しで運用成績が変わることは、
2022年1月相場で近年急激な上昇相場が続いてきたNASDAQ100やが値幅調整となったことで、実感した投資家も多いと思います。
↑クリックで上記のYouTube動画に飛びます。
↑クリックで上記のYouTube動画に飛びます。
“地合いが悪くなった時には多くの投資家が損失を出すことになりやすい”ため、
警鐘を鳴らす意味も含めて、昨年後半以降、特に11月以降は上記のような動画を複数公開をしました。
では、地合いが悪くなった時にはどのように対応すれば良いのでしょうか?
対処法の一例を下記の高田資産コンサルのYouTube動画で解説しております。(21年12月25日に公開)
↑クリックで上記のYouTube動画に飛びます。
「地合いの良さで勝てていた投資家が嵌ってしまう落とし穴に要注意」
株式投資には落とし穴があります。
それは、地合いの良さで勝てていた投資家が、
地合いが悪くなった途端に全く勝てなくなり、それまでの利益以上の損失を出してしまうという落とし穴です。
また、株式投資にはビギナーズラックがありますが、
それは多くの場合、地合いが良い時にタイミングよく株式投資を開始し、多くの銘柄がしばらくの期間上がり続ける環境下で、個別銘柄を買い、上手く利益を上げられた場合が多いと考えられます。
この結果“株で稼ぐのは簡単だ”と思ってしまうと、まんまと落とし穴に嵌ってしまいますので要注意です。
厳しい言い方をすると、
“地合いが良いから勝てていただけの投資家”は、
地合いが悪くなってしまうと、一気に運用成績が落ちてしまい、
その運用成績の落ち込みの原因もわからないまま、ズルズルと損失を拡大させてしまい、最終的には退場に追い込まれてしまいます。
しかし、このようなことを予めしっかりと理解しておけば、
上手く相場の波に乗って、利益を上げるべき時に利益を上げ、
「株式投資の難易度は地合い次第で変わるが、先物やFXのデイトレや短期売買の難易度は変わらない。
プットオプションはむしろ地合い悪化時にチャンスが増える」
先物やFXのスキャルピングやデイトレードの難易度は、株式市場の地合いは全く関係なく、難易度は不変です。
なぜなら、スキャルピングやデイトレは、トレンドだろうが、もみ合いだろうが、上昇だろうが、下落だろうが、値動きさえあれば、
その上下動で利益を上げることができるからです。
株式投資は地合いが悪いと難易度が上がりますが、
先物やFXのスキャルピングやデイトレードは値動きさえあれば、あとは相場どうなっても難易度は変わりません。
スイングトレードについては、個別銘柄のスイングトレードは、株式市場の地合いの影響を受けますが、
日経225先物の新規売り(ショート)なら地合いが悪くても利益を上げられますし、
FXは、その通貨ペアの強弱感のみですので、ドルが上がると思えばドル円を買い(ロング)、ユーロが下がると思えばユーロドルを売れば良い(ショート)ということになり、
金についても、株式市場の地合いが悪くても、上昇することはいくらでもあることが過去の相場から確認ができます。
また、プットオプションについては、株価の暴落時にプット買いで大きな利益を上げることができますので、
地合いが悪化した時の方が、チャンスが増えることになります。
実際、高田はこの2022年1月相場で、3回のプット買いを実行しておりますが、
いずれも直後の相場が大きく下落し、利益確定に成功しております。(下図参照)
上図は岡三オンライン証券の高田の個人口座の2022年1月29日現在の年間取引損益照会画面と、日経225オプションの約定利益照会画面と、松井証券の年間取引損益の画面(松井証券は1月29日の日中はメンテナンス中であったため、1月30日に追記)です。
日経225オプションは、1回あたり7枚の新規買いを行っており、岡三オンライン証券は2回とも利益確定で、合計400万円弱の利益となっております。
松井証券の口座でも1回あたり7枚のプット買いを行い、60万円超の利益確定となっております。
なお、高田の日経225先物、TOPIX先物、マザーズ先物のデイトレ、スキャルピングはこの2022年から岡三オンライン証券をメインで行っていきます。
上記のように自分の取引履歴を振り返る際も簡単に詳細が表示でき、
iPhoneアプリも非常に使い勝手が良いため、先物のデイトレ、スキャルピングは岡三オンライン証券をメインに使っていきます。
高田は基本的に、デイトレ、スキャルピングはiPhoneアプリを使っております。
この2022年相場では、1月29日現在、こちらの岡三オンライン証券の先物、オプション口座だけで、
上図の照会画面の通り、500万円超の利益確定を行っておりますが、
先物のデイトレ、スキャルピングは株式市場の地合いの良し悪しは関係なく、
単に相場が上下動すれば利益を上げる事が可能ですので、
実力さえあれば、どんな相場でも勝つことが可能です。
ただし、その反面、実力をつけるためには相応の努力が必要で、誰にでもできることではありません。
この私のデイトレ、スキャルピング、さらにはプット買いのノウハウを、「高田流!デイトレード講座」にて、レクチャーしており、
平日毎日、受講者様専用の掲示板でもデイトレ、スキャルピングで勝つための技術や考え方を書き込みしております。
毎日の実際の相場と照らし合わせてどのように対応していくのかを考えることで、
その後の答え合わせも実際の相場を確認すれば分かりますので、真の実力が身についてきます。
株式市場の上昇相場時、地合いが良い時は、
株式投資で利益を上げることはイージーですが、
下降相場時や、株式市場が上下動を繰り返している時、さらにはその不安定な相場が長く続く場合には、
ハードな相場の環境となりますので、
そのような時には、地合いの良し悪しに運用成績が影響を受けない先物やFXのデイトレ、スキャルピング、さらにプット買いで利益を上げる方法も一つの対処法です。
ですが、繰り返しになりますが、ハードな相場環境の時に利益を上げるためには、真の実力が必要です。
昨年のTwitterで下記の通り述べましたように、イージーな相場が終わり、
ハードな相場に変わると、本当に実力がある投資家しか勝てない相場になりますので、
対処法としては、ハードな相場では守りを固めることに徹するのか、
技術を磨いてハードな相場でも勝てるように自分を高めるか、大きく分けてどちらかを選択する必要があります。
どれを選択するのかは、投資家それぞれが決めることです。
確実に言えることは、相場の環境は変化していくことになりますので、
その変化に応じて自分はどうすべきなのかを考えていく必要があるということです。
また、上記のツイートへの返信でも述べました通り、
2022年相場も年中ハードな相場が続くわけではなく、
日経平均やS&P500がサイクルボトムをつけた後の相場は、またイージーな相場となります。
そのイージーな相場では、株式で利益を上げることが十分に可能ですので、この期間では積極的に利益を狙います。
そしてまた、ハードな相場に戻った場合は、守りを固めながら、先物のデイトレ、スキャルピング、プット買いで利益を狙う流れです。
これが私の対処法です。