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投資家を惑わす消耗戦。現在の日経225オプションのポジション公開

投資家心理は基本的に「株価が上がれば強気、株価が下がれば弱気」になりやすいです。
相場にトレンドが発生していれば、
株価が上がってから買い戦略をとっても利益確定が可能ですし、
株価が下がってから売り戦略をとっても利益確定が可能です。

しかし、相場にトレンドが発生しておらずレンジ相場(ボックス相場)の場合は、
株価が上がってから買い戦略をとると高値掴みとなってしまい、
株価が下がってから売り戦略をとると底値売りとなってしまう可能性があります。

ここ1か月ほど、日経平均はもみ合いが続いておりますが、
このもみ合いの中では、好材料で上昇したり、悪材料で下落したり、という展開が、
頻繁に起こることになりますが、株価の位置は結局ほとんど変わらないことになります。
実際に、現在の日経平均も1か月前の水準とほとんど変わっておらず、
株価の状況は何も変わっていないということになります。

しかし、この状況で、資金を減らしてしまう投資家は多数出ます。
その多くが、もみ合いの中の高値で買ってしまったか、
もみ合いの中の安値で売ってしまったか、
このどちらかのはずです。

株価の状況、位置が変わっていないのにも関わらず、
資金が減ってしまうのは、非常に勿体ないことです。

このもみ合いの中で、資金が増えなくても、減っていなければ、
もみ合いを抜けた後の相場で淡々と利益のチャンスを狙うことができますが、
このもみ合いの中で資金が減ってしまうと、
このもみ合いを抜けた後の相場では、
まずは損失を取り戻すことから始めなければなりませんので、
資金的にも心理的にも不利な状態で相場に臨まなければいけません。

このように、相場がもみ合っていると、
株価の状況、位置は1か月前と今とでは変わっていなくても
資金を減らしてしまう投資家が相当数出るのは事実ですので、
私はもみ合い相場を「消耗戦」と表現をしております。

相場の世界は独特な世界ですので、
相場で勝つためには、多くの投資家が陥りやすい失敗を理解し、
同じ失敗をしないことが最初の一歩となります。


上の画像は私の12月12日9時55分現在の日経225オプションのポジションです。

11月21日の日経平均の急落時(22800円割れ時)に、元本回収のベアスプレッドが完成しております。
12P22000を平均61.83円で6枚買い(11月8日の日経平均の高値局面でプット買い)、
12P21500を65円で6枚売りで(11月21日の日経平均急落局面でプット売り)、
差引で受取が約19円ですので、
損失にはならないポジションになっております。
このポジションはこのままSQ決済でクローズとなります。

私の日経225オプショントレードは、相場観に基づき、下記のような流れで売買しております。(プットの場合)
(1)プット買い→プット買い+先物買い+コール売り→利益確定
(2)プット買い→ベアプットスプレッド→利益確定
(3)プット買い→ベアプットスプレッド(差引受取)→利益確定
(4)ベアプットスプレッド→利益確定
(5)ベアプットスプレッド→ベアプットスプレッド+先物買い→利益確定

今回は、(3)のベアプットスプレッド(差引受取)が完成しました。
そして、このままSQ決済でクローズします。
次回も、相場の転換点をとらえて元本回収のオプショントレードを狙っていきます。

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